ラヴ・ミー・テンダー
「えっ!?」

「マジで!?」

「いろいろと早くない!?」

当然のことながら、3人からツッコミが飛んできた。

「もう住んでいるマンションの更新も近いし、これを機に一緒に住むのもいいかなって思って。

部屋もついているから仕事とプライベートを分けることができるし」

私はうんうんと、首を縦に振ってうなずきながら言った。

「ここにもいたよ、アクティブな人が…」

「まあ、いいんじゃない…?」

ミヤジと聖恵はうーんとうなっているようだった。

「武智さん、結構いい人だしね」

そう言った日生に、
「ようやく会えたんだ」

聖恵が言い返した。

「昨日、飲み屋で武智さんと初めて顔あわせをした」

日生は返事をすると、聖恵に向かってピースサインをした。
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