慟哭、禁断の果てに
朝と帰り、営業に行くときも、戻ったときも、
和宏さんは必ず声をかけてくれた

そのたびに、私の真ん中はドキドキと熱を帯びていく

誰かを信じることはまだ怖くて出来ない

でも、私の初恋は日に日に満開へ近付いていった

「粟野さん、優しいね。長谷部さんのこと気に入ってる
みたい。」
「そんな、ことはないと思います、、、紹介した責任が
あるから、優しいんだと思います。」
「うーん、それだけには見えないけどなー、、、」


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