慟哭、禁断の果てに
どうせなら消えてしまいたい

この身を灰にしてしまいたい

生きていたって、何も望めない

明日の楽しみも、昨日の喜びも、何もない

あるのは

この、ちっぽけな生身だけ。

なのに、自らを葬り去るのはあの女、、、母親と同じで
嫌悪感しかない

同じ道を辿るなんて、考えただけで反吐が出る

そういえば、、、


異母兄妹だって言ってたっけ、、、

もしかしたら、うちの母親は和宏さんの父親に
棄てられて自死を選んだのか

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