慟哭、禁断の果てに
それから毎日のように和宏さんはやって来た
時間帯はバラバラ
朝一だったり、外回りの時間帯だったり、夜だったり、
でも、私がそのドアを開けることはなかった
ドレッサーの引き出しに箱のまましまわれた、あの日の
ネックレス
一度も私の首もとを美しく見せることなく、外の世界へ
飛び出すこともなく、
真っ暗な狭い場所で、じっと辛抱強く待つだけ
時間帯はバラバラ
朝一だったり、外回りの時間帯だったり、夜だったり、
でも、私がそのドアを開けることはなかった
ドレッサーの引き出しに箱のまましまわれた、あの日の
ネックレス
一度も私の首もとを美しく見せることなく、外の世界へ
飛び出すこともなく、
真っ暗な狭い場所で、じっと辛抱強く待つだけ