慟哭、禁断の果てに
新しい一歩
私は二年ほど勤めた夜の街を去った
通い慣れたネオン街が門出を祝うように、キラキラと
いつもに増して華やいで見えた
”ありがとう”
最後の一歩を踏み出したときに、自分にしか聞こえない
位の声で空を仰いだ
「舞ちゃん、早速だけど、明日時間とれるかな?」
「はい。でも、いいんですか、、?私なんかに仕事
紹介したりして、、、」
「半年以上も舞ちゃんをみてたんだ。この子なら出来る
そう思ったんだ」
私の横を歩く彼をチラリと盗み見た
彼は迷いのない力強い目ではるか遠くを捉えていた
通い慣れたネオン街が門出を祝うように、キラキラと
いつもに増して華やいで見えた
”ありがとう”
最後の一歩を踏み出したときに、自分にしか聞こえない
位の声で空を仰いだ
「舞ちゃん、早速だけど、明日時間とれるかな?」
「はい。でも、いいんですか、、?私なんかに仕事
紹介したりして、、、」
「半年以上も舞ちゃんをみてたんだ。この子なら出来る
そう思ったんだ」
私の横を歩く彼をチラリと盗み見た
彼は迷いのない力強い目ではるか遠くを捉えていた