慟哭、禁断の果てに
正座して、私は両手をその上に乗せていた

ふと、温かい何かが私の手の甲を覆った

初めて触れた手の温もり、、、

もっと違う形で触れたかった

「舞ちゃん、、、」

グイッと私の右手を掴んで引き寄せると、躊躇いもなく
抱きしめた

けど、包んでる腕は震えていた

「どういう、、、こと?」
「一緒に罪を冒してくれる?」
「ちょっと、、、何、言って、、、」
「この半年間、俺はボロボロだった。気力だけで、
何とか仕事してた。帰ってくれば、死んだように
眠るだけ、、、」


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