慟哭、禁断の果てに
今だって、マシになっただけで、すべての感情が消えた
わけじゃない

やっぱり顔を見てしまえば、その声を聞いてしまえば、

何より、ずっと触れたかったあなたに触れてしまった

私はもう、、、

「舞ちゃん、俺は弱い。自分が思ってたよりもずっと。
だから、あのときはブレーキを必死にかけた。
抱きしめたい衝動をグッと我慢してた」

「和宏さん、、、私も弱い。きっと、みんな同じ。
ただ、強がって虚勢を張ってるだけ。」

そう、、、強くなんかない。
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