世界の終わりを君と過ごす
ベランダにでる。  

ひんやりとした地面。

ひんやりとした風が私の肌にあたる。
 
「また?もしかして寂しいの?今から行くから待っててね‥」

風が私を呼んでるんだ。

私を必要としているんだ。

はやく行かなきゃ。

風が行ってしまう。

また…ひとりになってしまう…
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