世界の終わりを君と過ごす
ひんやりとした手すりに身をかけ、いざ飛び降りる…いや、羽ばたく準備をする。

「バイバイ」

手すりから手を離した。
 
猛スピードで落下する。


やっぱり無理だよね。 

風になんてなれっこないよね。

風か私を呼んでた?

そんなわけないよ。

私、やっぱり

「ばかだ…」
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