世界の終わりを君と過ごす
最初はすぐにこんなくだらないことやめるだろうと思い我慢していたが、半年ぐらいも続いたから、今日こそはと、勇気を出すことにし放課後、玲奈を女子トイレに呼び出した。
「玲奈。いじめとかホントにやめて。やめないなら告発する。私は今までこんなひどい目にあっても誰にも言わなかった。弱いやつだと思われたくなかったから。けど私は気づいた。言わないほうが弱いやつだって。
私は勇気をだして告発するよ。」
玲奈の表情が一気に青ざめた。
「は?はじめは美月が悪いんでしょ?急になに言ってんの?」
玲奈の声は明らかに震えていた。
「うん。はじめは…そうかも知れない。
けど今…は違うよね?」