チマツリ成人式〜時効なんて、あるわけないでしょ?〜
「いっ…いや…」

「5、4…」

「いやあぁっ」

俺がカウントを始めると、剣持はすぐに立ち上がり、草津の死骸を両手で掴み、そして、草津の顔面を思いっきり便器の奥まで突っ込んだ。

自分が助かるために友人の死体をめちゃくちゃにする剣持を、俺は冷めた目で見つめていた。

俺の命令に従った後、剣持は呼吸を乱しながら、立ち尽くしている。
そんな剣持を、俺は後ろから抱きしめた。

「ひっ……!!」

硬直する剣持。
俺は彼女の右手にナイフを握らせ、その手を上から掴んだ。そして、耳元で囁いた。
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