チマツリ成人式〜時効なんて、あるわけないでしょ?〜
挑発は大成功。

私はホテルの外に出た瞬間から少し早歩きになり、そして走り始めたのだが、あの2人は案の定私の後を追いかけてきた。
(監視カメラは白崎龍鋭がハッキングしてくれている。)

私はあの2人が完全に私を見失わないように逃げる…いや、誘き寄せる。

人気のない道を走って走って、そして、海の近くに沢山ある倉庫の1つに入った。

「建物に入るなんて馬鹿だなお前!もう逃げれねーからな!」

そう言って前島は倉庫の鍵を閉めた。
それが、『墓穴を掘る行為』だとも知らずに…
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