チマツリ成人式〜時効なんて、あるわけないでしょ?〜
「ゔえっ…」

「フフフフ…やっと出来た…」

自分でも異常だと思ってしまうほど不気味な声で笑いながら私は、後中の心臓を抉り取った。

「ほら、あんたの好きな『料理』を食べさせてあげる。口開けて…」

血塗れの心臓を、前島の方へ持っていく私。
逃げようとしても四肢をズタズタにされて、上手く動けない前島。
惨めな前島の髪を思いっきり掴んで、彼女の口の中に後中の心臓を突っ込んだ。

「ゔゔゔゔっ」

「ほら、食べなよ?ハナカにした事へのお返しだよ?」

吐き出そうとする前島に負けないように、私は手に力を込める。
後中の心臓はぐちゃぐちゃに潰れていく。
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