チマツリ成人式〜時効なんて、あるわけないでしょ?〜
「ごくっ…んっ…ゔゔゔぅ…」

ようやく一部を飲み込んだ前島は、再びえずいた。

「げほっ…うえぇ……あ、あんた…」

私を睨みつけ、前島は言った。

「何で今になってこんな事するのよ…レイラとソウタは付き合ってて…来月のバレンタインの日に結婚する予定だった……私だって…充実した大学生活送って毎日幸せだった。これからもずっと幸せでいるはずだった!なのに…」

ドガッ

腑が煮えくり返った私は、前島の顔面を強く蹴った。
そして、倒れた前島の胸倉を掴み、首筋に包丁を当てた。
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