やっぱりそれはどうでもいい世界だった世界
無くなったそれ、居なくなったそれ

面倒くさかったそれは、

なくてはならなかったモノだった。

桜が雨に、雨が木の葉に、木の葉が雪に、

そして雪がまた桜に、

移り変わってゆく僕以外は、

それでも全く進んでない。

移り変わらない僕だけが、

何かおいていかれている。

これは、進化である。

それは、退化である。
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