先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
プレゼントは・・・
花笑Side
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もうすぐ航さんの誕生日が来る。
いつもはネクタイとか、キーホルダーとか手ごろな物を贈ってたいたけど、今年は恋人になって初めてのプレゼント。何か特別な記念になるものがいいなと、私は何がいいか頭を悩ませていた。
「花笑、すまんがコーヒー入れてくれるか?」
「はーい」
実は今、航さんが左手首を怪我して、日常生活がちょっと不便で、治るまで私が航さんの家に泊まり込んでお手伝いをしている。
なんだか新婚さんみたい、と、束の間の同棲生活を楽しんでいた。
今日は日曜日で何処にも出掛けず、家でゆっくりしているけど、航さんはさっきからソファーで書類片手に仕事ばかり。暇な私は、埃取りで部屋を掃除していた。
「はいどうぞ」
「ああ、サンキュ」
航さんにはブラックコーヒー、私はミルクたっぷりカフェオレを入れて、休憩しようと航さんの隣に座った。
「仕事、家でやるほど大変?お手伝いしようか?」
これでも営業事務だから、職場でもサポートしてるし何か手伝えると思って聞いたけど、
「いや、大変なこともない。これは明日の会議に出す資料に目を通してただけだ。」
そう言って資料をテーブルに置き、ゆっくりコーヒーを飲んで一息つく。
なんだ、仕事熱心な航さんは資料の確認にも余念がないってことね。
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もうすぐ航さんの誕生日が来る。
いつもはネクタイとか、キーホルダーとか手ごろな物を贈ってたいたけど、今年は恋人になって初めてのプレゼント。何か特別な記念になるものがいいなと、私は何がいいか頭を悩ませていた。
「花笑、すまんがコーヒー入れてくれるか?」
「はーい」
実は今、航さんが左手首を怪我して、日常生活がちょっと不便で、治るまで私が航さんの家に泊まり込んでお手伝いをしている。
なんだか新婚さんみたい、と、束の間の同棲生活を楽しんでいた。
今日は日曜日で何処にも出掛けず、家でゆっくりしているけど、航さんはさっきからソファーで書類片手に仕事ばかり。暇な私は、埃取りで部屋を掃除していた。
「はいどうぞ」
「ああ、サンキュ」
航さんにはブラックコーヒー、私はミルクたっぷりカフェオレを入れて、休憩しようと航さんの隣に座った。
「仕事、家でやるほど大変?お手伝いしようか?」
これでも営業事務だから、職場でもサポートしてるし何か手伝えると思って聞いたけど、
「いや、大変なこともない。これは明日の会議に出す資料に目を通してただけだ。」
そう言って資料をテーブルに置き、ゆっくりコーヒーを飲んで一息つく。
なんだ、仕事熱心な航さんは資料の確認にも余念がないってことね。