先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
一人で思うこと
花笑Side
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航さんが出張に行ってから2日。
ついつい仕事中にボーッとして、目が行くのは空席の航さんの席。
たったの2日なのに、ここ2週間ほどずっと一緒にいたせいか寂しくて仕方がない。
しかも航さんの匂いや面影が残る部屋に帰って、一人でいるのが余計に寂しさを助長させる。
やっぱり自分の家に帰ろかな…。
「はぁ~」
ため息をついたのは私、…ではなく隣の知佳ちゃん。
知佳ちゃんを見ると目線の先にはこれまた空いてる日野くんの席。
私が見てるのに気付いた知佳ちゃんがハッとする。
「あっ花笑さん。何ですか?」
「知佳ちゃんも寂しい?」
小声で聞くと顔を真っ赤にして苦笑い。
「えっへへ、寂しいです。バレましたか?」
「ふふ、私も一緒」
二人して小さく笑い合って、平日だけど今日飲みに行こっか?という流れになった。
一人航さんの家にいるより知佳ちゃんと話して過ごす方がお互いに気が紛れていい。
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航さんが出張に行ってから2日。
ついつい仕事中にボーッとして、目が行くのは空席の航さんの席。
たったの2日なのに、ここ2週間ほどずっと一緒にいたせいか寂しくて仕方がない。
しかも航さんの匂いや面影が残る部屋に帰って、一人でいるのが余計に寂しさを助長させる。
やっぱり自分の家に帰ろかな…。
「はぁ~」
ため息をついたのは私、…ではなく隣の知佳ちゃん。
知佳ちゃんを見ると目線の先にはこれまた空いてる日野くんの席。
私が見てるのに気付いた知佳ちゃんがハッとする。
「あっ花笑さん。何ですか?」
「知佳ちゃんも寂しい?」
小声で聞くと顔を真っ赤にして苦笑い。
「えっへへ、寂しいです。バレましたか?」
「ふふ、私も一緒」
二人して小さく笑い合って、平日だけど今日飲みに行こっか?という流れになった。
一人航さんの家にいるより知佳ちゃんと話して過ごす方がお互いに気が紛れていい。