先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
花笑み
花笑Side
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花笑…花笑…
誰かに呼ばれているような気がして、眠りからゆっくりと覚醒していく…
暖かいものが頬を撫でその心地よさを追い求め目を開ける…と、
ドアップの航さんの顔!
「わあっ! わ、たる…さん?」
思わず上半身を起こして、その勢いに引いた航さんを凝視した。
「あっぶね~、頭突きされるところだった…」
「あ、あれ?寝てた?もう18日?私そんなに寝てた!?」
寝ぼけて今の状況がわからない。
混乱してる私を見て航さんが笑ってる…。
「くくっ、まだ17日だ。寝ぼけてるな」
「航さん、明日帰るはずじゃ…」
「早く切り上げて帰って来たんだ。花笑、ただいま。」
「………」
何も言えず、手が航さんを求め伸びる。
その手を掴まれ引き寄せられた。
抱き締められやっと航さんが帰って来たと実感して大きくため息をついた。
「航さん…おかえりなさい…」
「ああ…」
しばらく言葉もなく抱き締め合った。
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花笑…花笑…
誰かに呼ばれているような気がして、眠りからゆっくりと覚醒していく…
暖かいものが頬を撫でその心地よさを追い求め目を開ける…と、
ドアップの航さんの顔!
「わあっ! わ、たる…さん?」
思わず上半身を起こして、その勢いに引いた航さんを凝視した。
「あっぶね~、頭突きされるところだった…」
「あ、あれ?寝てた?もう18日?私そんなに寝てた!?」
寝ぼけて今の状況がわからない。
混乱してる私を見て航さんが笑ってる…。
「くくっ、まだ17日だ。寝ぼけてるな」
「航さん、明日帰るはずじゃ…」
「早く切り上げて帰って来たんだ。花笑、ただいま。」
「………」
何も言えず、手が航さんを求め伸びる。
その手を掴まれ引き寄せられた。
抱き締められやっと航さんが帰って来たと実感して大きくため息をついた。
「航さん…おかえりなさい…」
「ああ…」
しばらく言葉もなく抱き締め合った。