先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
夢のあとさき
知佳said
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トイレでしばらくぼんやりした後、ずっとここにいるわけにもいかないと、トイレから出て会場に戻ろうとしたらエレベーター前で言い争うような声がした。
なんとなく陰に隠れて様子を窺うと、そこには花笑さんと山片課長の姿が。
そういえば花笑さんほっときっぱなしだった!
「お前、もう外では酒飲むの禁止な?飲み会も禁止だ。また誰に狙われるかわからん」
「え~っそんなぁ、知佳ちゃんと一緒ならいいって言ったのに!」
花笑さんはお酒を飲んじゃったみたい。赤い顔をして潤んだ瞳で抗議してるみたいだけど山片課長は意にも介さず花笑さんの腰を抱いたままエレベーター前に行き下階行きのボタンを押している。
「お前のその顔は俺だけのものなんだ。誰にも見せたくない」
「そ、その顔ってどんな顔?」
「俺だけ知ってればいいんだよ」
そう言って課長は妖艶に笑い花笑さんの左手を救い上げ指輪にキスをしてるのが後ろから見てもわかった。
見つめ合う二人の姿が凄く素敵で羨ましくて見惚れていたら後ろに気配がいた。
「やっと見つけた」
「!!」
ビックリして後ろを振り返ると、日野さんが立っていた。今日3度目の驚き!
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トイレでしばらくぼんやりした後、ずっとここにいるわけにもいかないと、トイレから出て会場に戻ろうとしたらエレベーター前で言い争うような声がした。
なんとなく陰に隠れて様子を窺うと、そこには花笑さんと山片課長の姿が。
そういえば花笑さんほっときっぱなしだった!
「お前、もう外では酒飲むの禁止な?飲み会も禁止だ。また誰に狙われるかわからん」
「え~っそんなぁ、知佳ちゃんと一緒ならいいって言ったのに!」
花笑さんはお酒を飲んじゃったみたい。赤い顔をして潤んだ瞳で抗議してるみたいだけど山片課長は意にも介さず花笑さんの腰を抱いたままエレベーター前に行き下階行きのボタンを押している。
「お前のその顔は俺だけのものなんだ。誰にも見せたくない」
「そ、その顔ってどんな顔?」
「俺だけ知ってればいいんだよ」
そう言って課長は妖艶に笑い花笑さんの左手を救い上げ指輪にキスをしてるのが後ろから見てもわかった。
見つめ合う二人の姿が凄く素敵で羨ましくて見惚れていたら後ろに気配がいた。
「やっと見つけた」
「!!」
ビックリして後ろを振り返ると、日野さんが立っていた。今日3度目の驚き!