先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
「じゃあ、課長とのこと隠さなくても?」
いきなりポッと顔が赤くなった。おっこれは…?
「う、うん。その…やっと航さんからも告白してくれて、正式に付き合うことに・・」
キャーッと言って赤い顔を手でかくして悶えていてかわいすぎる!
「良かったですね!これからは堂々とお付き合いできますね」
「そ、そんな、公表したいわけじゃないんだけど・・」
まだ赤い顔をして、あたふたしてて。それを見ると私も嬉しくなってきた。
「さ、さあ、私の話はおしまい。次は知佳ちゃん。日野君のこといつから好きだったの?」
突然話を振られてあたふたするのは私の番だった。
「えっいや、なんか花笑さんの話聞いたらもうおなかいっぱいで・・」
「そんなこと言わずに教えて?私最初置田君といい感じだと思ってたんだけど」
「えっなんでそこで置田君がでてくるんですか?」
「ん?なんかいつも楽しそうだし、置田君いつも知佳ちゃんのこと見てたから。
でも、知佳ちゃんはいつも日野くんのこと見てたわね。だから、ああこれは3角関係?って思ってたんだけど」
「ええ~!さ、三角関係?!」
花笑さんから聞き捨てならない言葉が!アワアワしながらそんなわけないと否定したら、
「うんわかってる。だから知佳ちゃんの話おしえて?」
かわいく首をかしげてお願いされて・・・、