先輩の恋人 ~花曇りのち晴れ渡る花笑み~
日野said
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最近松崎の様子がおかしい。
これは何かあったな?と思い、呼び出してみる。
「松崎、ちょっと」
「なに?日野君」
松崎を呼び出しリフレッシュルームにつくと、ちょうど誰もおらず、自販機でコーヒーを二つ買った。
「ほら」
と言って、一つコーヒーを渡す。
「あ、ありがと」
と言い、受け取った松崎と早速開けて飲み、一息ついたころ徐に
「お前、山片さんとなんかあった?」
と言うと、ウっと口を付けてたコーヒーを吹き出しそうになった。
ケホケホいう松崎に「おいおい大丈夫か?」と苦笑いして背中をとんとん叩く
「う、ありがと。もう大丈夫…なんで急に?」
「なんかお前の様子が変だったから、暗い顔してたと思ったら、ニタニタ笑ってるし、山片さんをちらちら見てるし」
ついでに言うと、山片さんも松崎のこと目で追ってるし。とは言わなかった…。
「ニタニタって……なにも・・・ないよ」
動揺してるくせに何でも無いように言う松崎にちょっとイラッとする。
「なんでもないようには見えないけど…。お前、まだあの事気にしてんの?」
「…気にしてなんか・・」
「いいや、気にしてるね」
サッと表情を硬くして否定しようとする松崎にかぶせるように言い放つ。
「未だに噂にビクビクして、社長秘書の置田操に怯えている」
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最近松崎の様子がおかしい。
これは何かあったな?と思い、呼び出してみる。
「松崎、ちょっと」
「なに?日野君」
松崎を呼び出しリフレッシュルームにつくと、ちょうど誰もおらず、自販機でコーヒーを二つ買った。
「ほら」
と言って、一つコーヒーを渡す。
「あ、ありがと」
と言い、受け取った松崎と早速開けて飲み、一息ついたころ徐に
「お前、山片さんとなんかあった?」
と言うと、ウっと口を付けてたコーヒーを吹き出しそうになった。
ケホケホいう松崎に「おいおい大丈夫か?」と苦笑いして背中をとんとん叩く
「う、ありがと。もう大丈夫…なんで急に?」
「なんかお前の様子が変だったから、暗い顔してたと思ったら、ニタニタ笑ってるし、山片さんをちらちら見てるし」
ついでに言うと、山片さんも松崎のこと目で追ってるし。とは言わなかった…。
「ニタニタって……なにも・・・ないよ」
動揺してるくせに何でも無いように言う松崎にちょっとイラッとする。
「なんでもないようには見えないけど…。お前、まだあの事気にしてんの?」
「…気にしてなんか・・」
「いいや、気にしてるね」
サッと表情を硬くして否定しようとする松崎にかぶせるように言い放つ。
「未だに噂にビクビクして、社長秘書の置田操に怯えている」