セナカアワセ
でも、私になんの用があるんだろう。
「私に何の話?って思ってるでしょ?」
そう言ってニカッと笑う由果ちゃん。
「うん。思ってます。」
「そうだよねー。ていうか、敬語やめようよ。同い年だし。」
「分かった。」
自分でもこんな冷たい返し方するんだって思った。
「那美香ちゃんは真っ直ぐな人なんだね。じゃあ私も単刀直入に聞くね。遙人のこと好きなの?」
そう言った時、初めて由果ちゃんの真顔を見た。
「、、、、、、好きだった。今は違う。多分。」
「ふーん。告白したの?」
「、、、、、、したよ。でもなんでそんなこと聞くの?振られたの分かってるのに。付き合ってるんでしょ?私関係なくない?」
私がそう言うと笑って頷いた。
「あー、なるほどね。付き合ったことになってるのか。」
付き合ってることになってる、っていう言葉に違和感を感じる。
「今の那美香ちゃん、遙人と同じ顔してるからきっと何かあったんだなーと思って聞いてみたんだ。私、隠し事とか嫌いだから言うけど、遙人と付き合ってないよ。私。」
へ?
付き合ってない?
「私に何の話?って思ってるでしょ?」
そう言ってニカッと笑う由果ちゃん。
「うん。思ってます。」
「そうだよねー。ていうか、敬語やめようよ。同い年だし。」
「分かった。」
自分でもこんな冷たい返し方するんだって思った。
「那美香ちゃんは真っ直ぐな人なんだね。じゃあ私も単刀直入に聞くね。遙人のこと好きなの?」
そう言った時、初めて由果ちゃんの真顔を見た。
「、、、、、、好きだった。今は違う。多分。」
「ふーん。告白したの?」
「、、、、、、したよ。でもなんでそんなこと聞くの?振られたの分かってるのに。付き合ってるんでしょ?私関係なくない?」
私がそう言うと笑って頷いた。
「あー、なるほどね。付き合ったことになってるのか。」
付き合ってることになってる、っていう言葉に違和感を感じる。
「今の那美香ちゃん、遙人と同じ顔してるからきっと何かあったんだなーと思って聞いてみたんだ。私、隠し事とか嫌いだから言うけど、遙人と付き合ってないよ。私。」
へ?
付き合ってない?