セナカアワセ
そう言って笑い合っていると、みんなが登校してきて、教室がザワザワし出す。




「お前ら何朝から抱き合ってんの?本当に仲良いな。」




苦笑いの陸がそう言って隣の席に座った。




「「だって親友だもん!!」」




声を揃えて言うと陸がびっくりしたように笑った。




「羨ましいだろー。陸。こんなに那美香とくっつけてー。」




「いや、俺だって那美香とハグした事あるし。」




「ちょっ、陸!!」




私がそう言うとやべっ、と手で口を隠す。




遅いよーーーーー。




「ちょっ、那美香どういうこと!?聞いてないんだけど!!ていうか、陸も逃げんな!!」




私は肩を揺さぶられて、逃げようとした陸は栞里にがっちり制服を掴まれる。



事情聴取とか言って、バレンタインの出来事を栞里に話した。



びっくりして聞いていたけど、最後には、



「陸、、、、どんまい。」




「どんまいじゃねーよ!」




そう言って笑い合った。



昨日から私思いっきり笑えてる。



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