セナカアワセ
「嘘っ!?名前は!?」




「り、陸、、、、、、」




そう、まさかの陸。




確かに陸部長になったもんなーーー。





でも、陸か。




優しいし、明るいし、由果との相性は良さそう。




「陸君かー。ねぇ、今度紹介してー!!なにか奢るから。」




「奢ってくれるの!?じゃあ、いいよ!!」




「いいよじゃねーわ。結局どうするんだって、由果?」




よぉ、遙人って片手をあげる由果。




「じゃあ、今度よろしくね、那美香っ!!それと、二人なかなか決まらないんでしょ?じゃあ、これが遙人で、これが那美香。」




そう言うと、遙人に黒と紺色のバッシュを渡して、私にはゴールドと白のバッシュを渡した。




「センスのいい私が選んだんだから間違いない。これが似合うよ。」




じゃあ、デート楽しんでと由果は行ってしまった。




私達は顔を見合わせて、




「「これにするか。それで、紐お揃いにしよう。」」





とハモった。





それがおかしくて笑ってしまう。





その後、私が欲しかった本を買うために本屋に行って、春服を買いに行って、人生初のペアルックを買った。




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