セナカアワセ

第3節 文化祭

今日から始まったテスト。




テストは4日間で行われる。




初日の今日は英語と数学




このふたつは今回すごく頑張ったし、自信ある。



あの日以来、私が図書室に行かないで教室で栞里と勉強していたから遙人に会うことはなかったけれど、数学もちゃんと勉強した。



私が本当に集中していたら、栞里に人が変わったの？なんて言われたけど。



教えてもらったのに出来ないのは失礼だなって思ってちゃんとやった。



でもそんなこと遙人に絶対言えないけど！



また馬鹿にされそうだし。



とりあえず、今日頑張らなきゃ。







キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴って、今日の分が終わった。



栞里と今日も勉強して帰る。



テスト、教室で勉強、家で勉強、を繰り返して、今日が最終日。



今日は待ちに待った国語！！



そりゃもう、隠れ文学少女の私は待ちに待った日ですよ！！



古典なんて全然かかってこい！



それを栞里に言ったら、



「テストの時まで体育会系なんだ。」



って笑われた。



だって、好きなものは自信があるもん。



「教科書全部しまえよーー。」



先生の声がして、チャイムが鳴って、解き始める。