セナカアワセ
いたずらっ子みたいな笑顔に私はドキッとした。
「ま、あね。ちょっとは。」
そう言うと遙人は満足そうに笑った。
少し休んで、私が軽音部見たいって言ったら俺も行くって言われて体育館に行った。
栞里に連絡しても、既読にならなくて、仕方なく残りの時間を遙人と回った。
一緒に回る人いないなんて可哀想ってからかったら、お互い様だろって言われた。
でも、楽しかった。
今まで男の子と一緒に長い時間いた事がないから、新鮮な感じだった。
栞里と居る時は私の方が背が高いから、栞里を見下ろすことになるけど、今日は私が見上げてる。
最後に閉会式のアナウンスが流れて、1度遙人とは離れた。
「那美佳!」
私を見つけた栞里が走ってくる。
「あっ!栞里!!何してたの!?」
「ごめんごめん。後で話すから!」
渋々頷いたけど、栞里の表情が気になる。
謝りながらもどこか嬉しそうな栞里。
盛り上がった文化祭は大成功で、実行委員長は感極まって泣いていた。
みんなが盛り上がった1日。
来年、私たちの代もこんなふうに楽しく出来たらいいな。
「ま、あね。ちょっとは。」
そう言うと遙人は満足そうに笑った。
少し休んで、私が軽音部見たいって言ったら俺も行くって言われて体育館に行った。
栞里に連絡しても、既読にならなくて、仕方なく残りの時間を遙人と回った。
一緒に回る人いないなんて可哀想ってからかったら、お互い様だろって言われた。
でも、楽しかった。
今まで男の子と一緒に長い時間いた事がないから、新鮮な感じだった。
栞里と居る時は私の方が背が高いから、栞里を見下ろすことになるけど、今日は私が見上げてる。
最後に閉会式のアナウンスが流れて、1度遙人とは離れた。
「那美佳!」
私を見つけた栞里が走ってくる。
「あっ!栞里!!何してたの!?」
「ごめんごめん。後で話すから!」
渋々頷いたけど、栞里の表情が気になる。
謝りながらもどこか嬉しそうな栞里。
盛り上がった文化祭は大成功で、実行委員長は感極まって泣いていた。
みんなが盛り上がった1日。
来年、私たちの代もこんなふうに楽しく出来たらいいな。