セナカアワセ
お化け屋敷を出ると、顔を隠す那美佳。
もう、目が赤いのなんてバレてるけど、黙って中庭まで連れてきた。
一旦落ち着いた後、一緒に回った。
そう、その時思ったんだ。
最近の俺は、昔みたいに笑えてるって。
出会ってから、俺は凄く笑っている気がする。
友達にも図書の先生にも笑ってるねと言われるし。
那美佳の笑顔につられて笑う時もあるし、一緒に話してて自然と笑ったり。
移動教室の時も無意識に後ろ姿を探したりして。
惹かれているのは、なんとなく気づいていた。
冬になって、いつかの帰り道。
那美佳と帰っていると、ここが行ってみたいと写真を見せられた。
あれ?
これ、妹も行きたいって言ってたな。
家に帰って妹に聞くと、人気だから急がないとチケット無くなるよと言われた。
別に一緒に行くなんて約束してなかったけど、サプライズにして驚く顔が見たかった。
そんな俺を知ってか、お兄ちゃんデートするの?と聞かれた。
うーーーーん。
「まだ誘ってる途中。」
そう答えると、へー頑張ってと、ニヤニヤされた。
もう、目が赤いのなんてバレてるけど、黙って中庭まで連れてきた。
一旦落ち着いた後、一緒に回った。
そう、その時思ったんだ。
最近の俺は、昔みたいに笑えてるって。
出会ってから、俺は凄く笑っている気がする。
友達にも図書の先生にも笑ってるねと言われるし。
那美佳の笑顔につられて笑う時もあるし、一緒に話してて自然と笑ったり。
移動教室の時も無意識に後ろ姿を探したりして。
惹かれているのは、なんとなく気づいていた。
冬になって、いつかの帰り道。
那美佳と帰っていると、ここが行ってみたいと写真を見せられた。
あれ?
これ、妹も行きたいって言ってたな。
家に帰って妹に聞くと、人気だから急がないとチケット無くなるよと言われた。
別に一緒に行くなんて約束してなかったけど、サプライズにして驚く顔が見たかった。
そんな俺を知ってか、お兄ちゃんデートするの?と聞かれた。
うーーーーん。
「まだ誘ってる途中。」
そう答えると、へー頑張ってと、ニヤニヤされた。