純真~こじらせ初恋の攻略法~
自分が何をするべきなのかがハッキリとわかった今、私のやるべきことはただ一つ。
開いてくれた飲み会を楽しむことだ。
湯川さんの鬱陶しい猛攻撃を必死に受け流し。
出口部長と今後のあり方について熱く語り合いった。
真鍋さんと美海さんだけではなく、徳久さんとも親交を深めておきたい。
そう思い徳久さんに話しかけてはみるものの。
どうも彼女は私にだけは冷たい気がする。
露骨に文句や嫌味を言われるわけではないけれど、私に対する返答が簡潔すぎるというか……。
バッサリと斬られる感じがするのだ。
これは気のせいだというわけでもなさそうなのだけれど……。
どうしたものだろうかと頭を悩ませていると。
「彼女のことは気にしないでいいわよ」
真鍋さんがこっそりとそう言った。
「みちるちゃんはね、本当は自分が藤瀬くんのアシスタントになりたかったのよ」
真鍋さんは苦笑いをして続ける。
「でも経験値も持ってる資格も、藤瀬くんのアシスタントになるには力不足だって、井手口部長に却下されたの」
「しかもみちるは藤瀬くんのことを狙ってるからねぇ。茉莉香ちゃん、牽制されてんだよ。恋敵だとでも思われてんじゃない?」
既に酔いの回った美海さんが、ケラケラ笑って私に爆弾を落とした。
もう二度と、藤瀬くんのことで人から恨まれるのはごめんだ。
私はグラスに残っていたお酒を一気に飲み干した……。
開いてくれた飲み会を楽しむことだ。
湯川さんの鬱陶しい猛攻撃を必死に受け流し。
出口部長と今後のあり方について熱く語り合いった。
真鍋さんと美海さんだけではなく、徳久さんとも親交を深めておきたい。
そう思い徳久さんに話しかけてはみるものの。
どうも彼女は私にだけは冷たい気がする。
露骨に文句や嫌味を言われるわけではないけれど、私に対する返答が簡潔すぎるというか……。
バッサリと斬られる感じがするのだ。
これは気のせいだというわけでもなさそうなのだけれど……。
どうしたものだろうかと頭を悩ませていると。
「彼女のことは気にしないでいいわよ」
真鍋さんがこっそりとそう言った。
「みちるちゃんはね、本当は自分が藤瀬くんのアシスタントになりたかったのよ」
真鍋さんは苦笑いをして続ける。
「でも経験値も持ってる資格も、藤瀬くんのアシスタントになるには力不足だって、井手口部長に却下されたの」
「しかもみちるは藤瀬くんのことを狙ってるからねぇ。茉莉香ちゃん、牽制されてんだよ。恋敵だとでも思われてんじゃない?」
既に酔いの回った美海さんが、ケラケラ笑って私に爆弾を落とした。
もう二度と、藤瀬くんのことで人から恨まれるのはごめんだ。
私はグラスに残っていたお酒を一気に飲み干した……。