圭二とアヤ


『何それ?』

「じゃぁ・・・またね。」

『いまどこ?』


男たちがじっと見つめる。

「家にいるよ」

『そうか・・・。 まってろ』

「・・・。」


受話器からはもう声がしなくなっていた。
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