私、田口まりなは先生と不倫しています。

私と先生と決断

　それから、私たちはななせが自動車学校に通い放課後いなくなる水曜日に愛を確かめ合っていた。

そして、あっという間に2学期の中間考査が始まろうとしていた。

「ねぇ、ほんとに今回勉強してないんだけど」

「いや、それね！まじで就職決まったからやる気ないわー」
と堂々と職員室前で話す私たち。
目的は鈴木に呼び出されたからだ。
相変わらず私と先生はただの生徒と教師であった。

「お、お前ら早いな。来るのが。」
と褒めてくれて、先生のお気に入りのチョコをくれた。

先生に頼まれたテスト対策のプリントを運んでいると急に携帯の通知音が廊下に響く。

「まりな、でていいよ」
そう言って、私が持っていたプリントを手に取りうなずいた。
「ありがとう」
と言ってロックを解除する。
見ると、相手は先生からだった。

今日、時間あるか？

うん。放課後でしょ？

そう、放課後。またいつもの場所で

といつものように先生と会う約束をした。




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