私、田口まりなは先生と不倫しています。
先生は私の手をぎゅっと握り安心させてくれた。


「明日から学校ないな」



「そうだね。先生とも会えなくなっちゃう」



「2月は入試もあるからな。会える日も少なくなると思うわ。」



「そっか。じゃあ、先生に会えるってことを考えながらバイト頑張るよ」




「そうしてくれ」



そんな話をしているとあっという間に駅に着いた。


この車を出ると私と先生はただの生徒と先生になる。




「じゃあ、まりな。今日はありがとうな」



「うん、送ってくれてありがとう」



そう言って車から降りた。
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