OLが男子高校生を拾った話
1
はあ……
残業疲れたなぁ。
帰って一人で呑もうっと。
午後9時半過ぎ。
そんなことを思いながらマンションの植木の横を通る。
……え!? 人が倒れてる!?
「あ、あの…」
声をかけてみる。
もしものことがあったら大変だ。
「大丈夫ですか?」
男の子はすっごく綺麗な顔をしていた。
ゆっくりと目を開けて、大きな瞳で私をみる。
「聞こえてますか?」
「・・・」
なんで何も言わないの?
「と、とりあえず警察に…」
電話をかけようとすると、男の子は私の腕を掴んでそれを制した。
「だ、大丈夫なんですか?」
男の子はコクリと頷く。
「そうですか。気をつけて帰ってくださいね」
私は少し怖くなって、急いでマンションのロビーへと向かった。
残業疲れたなぁ。
帰って一人で呑もうっと。
午後9時半過ぎ。
そんなことを思いながらマンションの植木の横を通る。
……え!? 人が倒れてる!?
「あ、あの…」
声をかけてみる。
もしものことがあったら大変だ。
「大丈夫ですか?」
男の子はすっごく綺麗な顔をしていた。
ゆっくりと目を開けて、大きな瞳で私をみる。
「聞こえてますか?」
「・・・」
なんで何も言わないの?
「と、とりあえず警察に…」
電話をかけようとすると、男の子は私の腕を掴んでそれを制した。
「だ、大丈夫なんですか?」
男の子はコクリと頷く。
「そうですか。気をつけて帰ってくださいね」
私は少し怖くなって、急いでマンションのロビーへと向かった。
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