OLが男子高校生を拾った話
***
とある休日。
私と紫苑くんは買い物に出かけた。
4月から必要なものを買いに行くから付き合って欲しいと頼まれたのだ。
試着室のカーテンを開けて少し照れたように私に問いかけた。
「どうかな?」
「似合ってるよ」
スーツを着た紫苑くんはすごく大人っぽくてかっこよかった。
「ねぇ、お姉さん。お腹空かない?」
「お腹空いた!」
「じゃあ、あのお店に入ろう?」
「うん、いいよ」
すごい行列だけど……
「高坂です」
「ご予約のお客様ですね。お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
え!? 予約!?
「お姉さん?」
「あ、ごめん」
慌てて紫苑くんを追いかけた。
とある休日。
私と紫苑くんは買い物に出かけた。
4月から必要なものを買いに行くから付き合って欲しいと頼まれたのだ。
試着室のカーテンを開けて少し照れたように私に問いかけた。
「どうかな?」
「似合ってるよ」
スーツを着た紫苑くんはすごく大人っぽくてかっこよかった。
「ねぇ、お姉さん。お腹空かない?」
「お腹空いた!」
「じゃあ、あのお店に入ろう?」
「うん、いいよ」
すごい行列だけど……
「高坂です」
「ご予約のお客様ですね。お待ちしておりました。こちらへどうぞ」
え!? 予約!?
「お姉さん?」
「あ、ごめん」
慌てて紫苑くんを追いかけた。