青と雲



もっと話したいし、一緒にいたい。



でもやっぱり、わたしはヨリの傍にいる人間に値しないんじゃないかと怖くなってしまう。



学校に行っている子の方がよっぽどヨリといる時間も長いし釣り合うんじゃないのか。



だから、いつも私の方から楽しみにしておきながら電話を切ってしまうのだ。



カーテンを開けると、星がいくつか瞬いている。



「……また眠れないんだろうな……」



体は疲れているのに、頭が眠ろうとしない。



いつから始まったかは覚えていない。



でも、数日に一度の頻度でそれはやって来た。



まだ少し湿っている髪の毛を櫛で弄びながらテレビをつける。



有名なタレントとアイドルが司会を務める人気番組だ。



昔からやっている長寿番組。



今は深夜枠に移動してしまったけれど、ゴールデンタイムの時は家族揃って見ていた。



……やっぱりわたしが原因だよな。



そう思って毛布にくるまった。



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