No border ~雨も月も…君との距離も~
このままもっと、手が届かなくなるのかと思うと 胸が……スルスルと ほつれていく。
心が ほどけてしまいそうになる。
自分の身体が 2つに引き裂かれてしまうとは……こんな風。
静かに 閉じてしまう 新幹線の扉。
無情なまでの 圧力を感じた。
こんなに……好きなのに。
どうして 離れてしまわなければ、生きられないのだろう。
シンは、めちゃくちゃいい顔で 私に手を振った。
私のデニムシャツの袖口……シンの香水の香りが移って、鉄の板を 隔てた この数センチの距離が 嘘のよう……。
こんなに……好きなのに。
駅の ざわめき。
出発の BGM。
ピーーーーと響く 笛の音。
シン、 行かないでっ……。
心で 叫ぶ。
きっと……その歌声は、私から彼を奪ってしまう。
だから……お願い。シン、行かないでっ。
自分の 胸元のチョーカーを摘まんで、私の大好きな笑顔で……シンは、ケラッと笑う。
いつもの、“ 行ってらっしゃい” “ 行ってきます ”の顔で……。
心が ほどけてしまいそうになる。
自分の身体が 2つに引き裂かれてしまうとは……こんな風。
静かに 閉じてしまう 新幹線の扉。
無情なまでの 圧力を感じた。
こんなに……好きなのに。
どうして 離れてしまわなければ、生きられないのだろう。
シンは、めちゃくちゃいい顔で 私に手を振った。
私のデニムシャツの袖口……シンの香水の香りが移って、鉄の板を 隔てた この数センチの距離が 嘘のよう……。
こんなに……好きなのに。
駅の ざわめき。
出発の BGM。
ピーーーーと響く 笛の音。
シン、 行かないでっ……。
心で 叫ぶ。
きっと……その歌声は、私から彼を奪ってしまう。
だから……お願い。シン、行かないでっ。
自分の 胸元のチョーカーを摘まんで、私の大好きな笑顔で……シンは、ケラッと笑う。
いつもの、“ 行ってらっしゃい” “ 行ってきます ”の顔で……。