No border ~雨も月も…君との距離も~
「 じゃぁ…ってことで夕方まで時間あるよ(笑) 」
流し目の奥が いたずらっ子みたいに笑う。
そして 私の胸に顔を埋めるシンの髪に触れながら…ふっと夏香さんの顔が浮かぶ。
“ 諦めきれないよ… ”
幸せすぎると 怖くなる。
優越感と同じだけ罪悪感がよぎるのは…この幸せが とても刹那的で不安と隣り合わせだということを知っているから…。
よく、知っている。
こうして幸せな二人の時間の後には…とてつもない孤独が待っていることを。
シンを もし…失ったなら…
私はどうなってしまうのだろう。
彼の手中にいる自分が 嬉しくも怖かった。
支配されることと…溺れることは 似ている。
よく、分かってる。
それなのに…この時を、
堪えることなんて…出来ない。
彼を我慢することなんて…出来ない。
いつから こんな自分になってしまったのか?
シンの……せいだ。
彼の身体が 私を貫くたびに…私の平常心と理性は見事に壊れていく。
このまま…一層のこと 息を止めてくれたなら
私は ようやく…救われる。
不安も 罪悪感も、幸せの中で…消えるのだろうか…。
幸せの中で…終わりたい。
一層のこと…このまま シンと繋がったまま 死んでしまえたらいいのに…。
流し目の奥が いたずらっ子みたいに笑う。
そして 私の胸に顔を埋めるシンの髪に触れながら…ふっと夏香さんの顔が浮かぶ。
“ 諦めきれないよ… ”
幸せすぎると 怖くなる。
優越感と同じだけ罪悪感がよぎるのは…この幸せが とても刹那的で不安と隣り合わせだということを知っているから…。
よく、知っている。
こうして幸せな二人の時間の後には…とてつもない孤独が待っていることを。
シンを もし…失ったなら…
私はどうなってしまうのだろう。
彼の手中にいる自分が 嬉しくも怖かった。
支配されることと…溺れることは 似ている。
よく、分かってる。
それなのに…この時を、
堪えることなんて…出来ない。
彼を我慢することなんて…出来ない。
いつから こんな自分になってしまったのか?
シンの……せいだ。
彼の身体が 私を貫くたびに…私の平常心と理性は見事に壊れていく。
このまま…一層のこと 息を止めてくれたなら
私は ようやく…救われる。
不安も 罪悪感も、幸せの中で…消えるのだろうか…。
幸せの中で…終わりたい。
一層のこと…このまま シンと繋がったまま 死んでしまえたらいいのに…。