これから先もずっと‥‥
『買ったものどうする?俺の家に置いておく?それとも病室に置いておく?』
「病室に置いておこうかな」
『りょーかい!じゃあ積みっぱなしにしとくな』
そう言ってゆうくんは自分の荷物と私のカバンを持って車を降りた。
「カバンくらい持てるよ(笑)」
『最後までエスコートしなきゃ紳士失格だろ?』
フザケたようないたずらっ子な顔をして言ってくるゆうくんはお医者さんオーラは全くなく彼氏オーラだけだった。
家の中に入ると荷物とカバンを置いてすぐに部屋に行ったゆうくん。
「え、なに?」
いきなり聴診器と体温計を持って医者の顔をしたゆうくんが来るから焦った。