これから先もずっと‥‥
次に目が覚めたときには機械がいっぱい置いてあった部屋。

その機械の先は私の身体に繋がっていた。

「っ!!」

私に覆いかぶさるようにお母さんが寝ていて声を出そうと思ったが口に入ってる管のせいで声が発せない。

管がいっぱい繋がってて動かしづらい手をお母さんの手に重ねた。

『楓!!!目が覚めたのね!!良かった…。待ってね今先生呼んで管外して貰いましょう』

お母さんの言葉に頷くのが精一杯だった。

『目覚めたかな?今お口のやつ抜くからね~』

く…くるしい……

「ケホ…ゲホッ!」

生理的に流れてくる涙。
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