これから先もずっと‥‥

『……関係ないわけないだろ』


珍しく俺の感情はめちゃくちゃだ。


『初めてゆうくんって呼んでくれたあの日から‥一度もキミのことを忘れたことはない。そりゃそうだ……あのときから好きだったんだからな。』


「………」


俺の言葉にハッとして顔をして見上げてきた。
 

「…し…も」


『‥‥え?』
 

一瞬聞き間違えかと思った……


「私も…好きだった‥‥」


今度はしっかりとした言葉で聞こえた。


「けど…彼女いるだろ…な…って思うと」 


2度目だ。キレイに涙を流してる姿を見るのは。


「だから…医者と患者の関係にしなきゃって思って‥‥」


『‥彼女は…いないなぁ。』


「‥‥‥え?」


『彼女はいない…だから俺と‥‥付き合ってくれない?』


自分がこんな積極的に恋愛を求めるなんて思ってもみなかったから自分自身でも驚きが隠せない…(笑)


「私で…いいの‥‥?」


『楓じゃなきゃヤダよ?』


それから彼女は今まで我慢してた分の涙を全部流したんじゃないかと思うくらいの涙を流した。

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