これから先もずっと‥‥

翌朝窓から差し込む日差しに起こされた。

『あ、起きた?』

いきなり病室のドアが開いたと思ったら昨日の奴だった。

『おはよ。気分はどう?』

「……最悪です」

『ハハッ!そっか。じゃあ取り敢えず診察だけさせてね』

‥‥‥は?なんで??

「……あの…富島先生は?」

『ん?あぁ富島先生?何も聞いてないんだね。』

それどういう意味よ!!

『急な転勤でね。これから君の担当は俺だから。宜しくね?楓ちゃん』

まただ……"急な転勤"

そう言って皆私の前から姿を消す。
< 6 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop