副社長はワガママ5歳児。

しばらく子供たちと
遊んでいた副社長が私の元へと戻ってくる。

悠真「やっぱ、子供ってすげぇ。
元気過ぎて体力持たねぇわ。」

近くの水飲み場で手を洗うと
副社長は私の隣に腰掛ける。

悠真「あの坊主、母親がいないんだ。
仕事から帰ってくる父親を
いつもここで待ってるんだって。」

紫苑「そうなんだ。
だから、声をかけたの?」

自分と同じだから...という言葉は
グッと飲み込んだ。

悠真「いや、声をかけてきたのは
あいつの方。」

紫苑「え?」
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