副社長はワガママ5歳児。

悠真「仕事終わりにこの公園を
見つけて、なんとなく
子供の頃によく遊んだ公園に
似てるなって思って
ここに座って無邪気に遊ぶ
子供たちを眺めてたんだ。
そしたら、坊主が俺に
どうしたの?って聞いてきた。」

紫苑「公園に大人1人でいるのが
珍しかったのかもね。」

副社長は首を振ると違うと言った。

悠真「俺、怖かったんだ。」

紫苑「何が?」

悠真「紫苑と付き合う事になって
欲しいものを手に入れて...
嬉しかったけど怖かった。
失うかもしれない恐怖。
あいつにはそんな俺の気持ちが
分かったんだ。」

実はそういった敏感な気持ちに
いち早く気付くのは子供の方。
私もいつもお母さんの
顔色を伺ってた。
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