副社長はワガママ5歳児。
悠真「必死になって手に入れたのに
手に入れた途端怖くなった。って
言ったらさ、あいつ...
必死になって手に入れたから
お兄ちゃんは怖いんじゃない?
それだけ、お兄ちゃんは
大切って想ってるんだよって
言ったんだ。本当にすげぇよ。
あの歳にしてあいつは知ってる。
大切って言葉の意味を。」
紫苑「そうだね。」
副社長は空を見上げると
その眩しさに目を細める。
悠真「あのさ、紫苑って
俺のどこが好きなの?」
紫苑「何?急に。」
悠真「いや、今のは聞き方が
悪かったな。何か彼氏に
構ってもらえないヒステリーな女
みたいだったな。純粋に疑問なんだよ。
ほら、俺っていい所ねぇじゃん。
何でこんな俺と付き合う気に
なったのかなって思ってさ。」