副社長はワガママ5歳児。

海外事業部のある
15階へ戻ると私は
渋々、荷物をダンボール箱に詰めた。

山瀬「花崎さん!!」

花崎「山瀬くん。ごめんね。
何か...こんな事になって...」

山瀬「いえ、平気です。
社長から話は聞きました。
俺も花崎さんにしか出来ない
仕事だと思います。頑張って下さい!」

山瀬くんにエールを送られ
33階にある秘書課へと向かう。

気が重い。私、秘書課の人って
苦手なんだよな。
偉い親父に頭下げてヘラヘラ笑って
媚びて着飾ってキラキラしてて..。

はぁ。何で私が...。
まだ海外事業部でやりたい事
沢山あったのに。

ーチン

でも、仕方ない。
決まった事を嘆いていても。
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