副社長はワガママ5歳児。

とりあえず秘書課の人達に
気に入られるように頑張らなきゃ。

ーガチャ

花崎「今日からお世話になります。
花崎 紫苑です。」

挨拶は完璧だったはずなのに
秘書課の人達の反応は様々だった。

私を見て舌打ちする人。
興味なんてないのか手鏡に夢中な人。
上から下まで品定めして鼻で笑う人。

とにかく、いい印象の人は
1人もいなかった。

柴山「課長の柴山です。
今日からよろしくお願いします。」

花崎「あ、お願いします。」

良かった。この人はマトモだ。

柴山「残念ながら、ここには
あなたの席はありません。」

いや、やっぱりマトモじゃなかった。
高校生じゃあるまいし、ハブくとか
いい大人のする事かよ。
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