副社長はワガママ5歳児。
意味不明な人
それから、本当に副社長は
毎日、私の家へとやって来た。
みっちゃんさんの料理を
両手に抱え、色んな話を
聞かせてくれた。
副社長の今の秘書を柴山さんが
代わりにやってくれてる事とか
今日は何があったとか
事細かに話してくれた。
そんな生活が続いて2週間目の夜。
そこにいるのが当たり前になった
副社長が机の上に料理を並べながら言った。
悠真「明日ギプス外れるんだろ?」
紫苑「うん。」
悠真「今日でこの生活も最後。
つー事で教えてくれない?
何で紫苑が恋愛しないのか。」
ここまでお世話になったんだ。
話さない訳にはいかないか。
私の恋愛話なんて
取るに足らない事だ。