副社長はワガママ5歳児。

ダメだ、何か。笑えてきた。
自分が馬鹿らしくなってきた。

悠真「おい、何笑ってんだよ。」

紫苑「ごめんごめん。
何か、分からないけど
副社長ってすごいなって思った。」

悠真「何が?」

紫苑「んー、どう言えばいいのかな。
副社長と一緒なら幸せになれそう。」

真っ赤に頬を染める副社長を見て
ハッとした。やってしまった!
つい気を緩めすぎて
思わせぶりな態度をとってしまった。

悠真「..あんた、本当ムカつく。帰る!」

そりゃあそうか。怒るよな。
付き合えないって言っておいて
あの態度は酷すぎる。

私でも嫌なんだから純粋な
副社長はきっともっと
嫌な想いをしただろう。
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