計画犯~ぶつける思い〜
12時過ぎるまで、ずっと部屋にこもり
ただ机に向かって考え続けた。
最終的にやることは決まっている。
だけど…そこまでの流れが思いつかない。
時々、こんな馬鹿なことやめようなんて思うけど
それでも自分の気持ちを貫ぬくんだ。
全てが壊れようとも、本当の孤独になろうとも…
「よしっ。決まった。
これでいい…これでいいんだ!」
やっと本格的な計画が決まった。
「母さん、父さん…ごめんな。」
胸の痛みをぐっと堪えて、自分に喝を入れた。
未来なんてどうなるかなんて知るよしもない
だから、この先の未来に期待も不安も抱かず
何も持たずに過ごすだけだ。
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