計画犯~ぶつける思い〜
4日前
目標の日まであと4日。
今日もワクワクしながら学校へ行った。
いつもみたいに顔を暗くして教室へ入ると
あのボスと子分からの罵倒が聞こえなかった。
下を向いてる顔を、上に向ければ…
皆がこちらを向いて、「ごめんなさい」と謝ってきた。
「え……」
こんなはずじゃない…こんなの違う。
僕の計画が狂ってしまうじゃないか!
「ど、どうしたの?急に。」
その言葉にいち早く反応したボスが
「俺ら今までお前の気持ち考えてなかった。
すげー、悪いことしたな。」と言ってきた。
それに続き、子分も見て見ぬふりをした奴らも
「ごめんな。」「ほんとに悪かった。」
「ごめんね。私達も」などと声を出した。
いじめてきた奴らの言葉が胸に刺さり、
やっと認めてもらえたのだと涙が出てきた。
「あ、ありがとう。
これからは仲良くしてくれる?」
そう言うと「当たり前だろ!」と肩を叩いて
笑いかけてくれた。
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