計画犯～ぶつける思い〜

机も綺麗になっていて、教科書は破かれていたので
直すことは出来なかったらしいけど、
一緒に教科書を見せてくれた。
1人の時間なんて全くなくて、
皆と分からない問題を解いたり、世間話をしたり
楽しい時間を過ごせた。

お昼休みはいつも屋上で1人ご飯を食べてたけど
「お前、俺らと飯食おうぜ。」と
教室の机を繋げて一緒にボスと子分とご飯を食べた。
初めての感覚なので、夢なんじゃないかって
思うくらいだ。
これをきっと普通の人は味わっていて
僕は今まで普通の人じゃなかったんだと改めて思った。
ボスも子分も普通に話すと良い奴だし、
見て見ぬふりしてた奴らも本当は僕のこと
助けたいと思ってたんだなと感じた。
幸せだ。1人の時よりも幸せだ。